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外壁塗装の「下塗り」は何のため?|仕上がると見えなくなる大切な工程です

外壁塗装というと、最後に仕上がった色に目がいくと思います。

ベージュからグレーに変わった。

色あせていた外壁がきれいになった。

艶が戻って家全体が明るく見えるようになった。

もちろん、それも塗り替えの大切な部分です。

ただ、その仕上がった外壁の下には、完成すると見えなくなってしまう塗料があります。

それが「下塗り」です。

外壁塗装では一般的に、下塗りを行ったあと、中塗り・上塗りと工程を進めていきます。

私は下塗りを、単に「3回塗りの1回目」とは考えていません。

今回は、なぜ外壁塗装で下塗りが大切なのか、普段現場で考えていることを書いてみます。


下塗りは、外壁と仕上げの塗料をつなぐ工程です

外壁にいきなり仕上げ用の塗料を塗ればいいわけではありません。

今ある外壁と、このあと塗っていく仕上げ塗料。

その間に入るのが下塗りです。

下塗りには、外壁と仕上げ塗料を密着させるための役割などがあります。

家を塗り終わったときには見えなくなっていますが、仕上げ塗料をきちんと塗るための土台になる工程です。

ですから、

「最後には見えなくなるから、それほど重要ではない」

というものではありません。

むしろ、見えなくなる部分だからこそ、私はきちんと確認しながら進めたいと思っています。


どんな家でも同じ下塗り材を使うわけではありません

「下塗り」と一言で言っても、すべて同じではありません。

外壁にはさまざまな種類があります。

そして同じように見える外壁でも、これまでの塗装や経年によって状態は違います。

私は現場を見ながら、

外壁は何でできているのか。

現在の塗膜はどんな状態なのか。

傷みや吸い込みはどうなのか。

このあと何を塗るのか。

などを確認します。

そのうえで、使用する仕上げ塗料との組み合わせも考えながら下塗り材を選びます。

つまり大切なのは、

「下塗りをしたかどうか」だけではなく、「その外壁に何を使ったのか」

ということです。


塗る前に外壁の状態を見ることが大切です

良い下塗り材を選べば、それだけで大丈夫というわけでもありません。

塗装する面そのものが傷んでいれば、先に必要な処理をすることがあります。

汚れが残っていれば洗浄する。

浮いているものがあれば確認する。

ひび割れがあれば状態を見る。

補修が必要なら、塗装の前に対応する。

以前の塗膜に問題があれば、それも確認する。

こうした工程があって、その先に下塗りがあります。

私は以前の記事でも書きましたが、外壁塗装は「塗る前」も大切だと思っています。

下塗りだけを良くすればいいのではなく、下塗りができる状態まで外壁を整えることも塗装工事の一部です。

下塗りをする前にも、外壁の状態に合わせて必要な作業があります。

私が「塗る前」の工程を大切にしている理由については、こちらの記事でも詳しく書いています。

▶「外壁塗装は、塗る前で仕上がりが変わります|私が下地処理を大切にしている理由」


「3回塗れば安心」とは限らないと思っています

外壁塗装では、

「下塗り・中塗り・上塗りの3回塗り」

という説明を聞くことがあると思います。

もちろん、メーカーが定めた仕様に沿って必要な工程を行うことは大切です。

ただ私は、

「3回塗ったから、それだけで安心」

とは考えていません。

どんな状態の外壁に塗ったのか。

どんな下地処理をしたのか。

どの下塗り材を選んだのか。

必要な乾燥時間を取ったのか。

そして、使用する塗料の仕様に沿って施工したのか。

そうしたものが合わさって塗装工事になります。

回数だけでは分からない部分もあります。

「3回塗り」についても、回数だけで判断しない方がいいと私は考えています。

塗る回数と施工内容については、こちらの記事でも書いています。

▶「外壁塗装は3回塗れば安心?|回数より大切だと私が考えていること」


下塗りをしたあとは、乾燥時間も大切です

下塗りを終えたら、すぐに次の塗料を重ねればいいわけではありません。

使用する材料には、それぞれ次の工程へ進むまでに必要な時間があります。

天候や気温なども確認しながら、使用する塗料の仕様に沿って進めます。

現場では工事を早く進めたくなることもあります。

ですが、私は「表面が乾いて見えるから次へ進む」ではなく、必要な時間を確認することを大切にしています。

せっかく下塗りをしても、その後の工程まで含めて考えなければ意味がありません。

下塗り後に次の工程へ進むタイミングも、使用する材料によって確認が必要です。

乾燥時間については、こちらの記事でも書いています。

▶「外壁塗装は乾けば次を塗っていい?|私が乾燥時間を大切にしている理由」


完成すると、下塗りは見えなくなります

外壁塗装がすべて終われば、下塗りを見ることはできません。

お客様から見えるのは、きれいに仕上がった外壁です。

先日、「外壁塗装が終わって足場が外れた日」という記事を書きました。

足場が外れて、きれいになった家全体を見る瞬間は、私自身も好きです。

でも、そのきれいになった外壁の下には、

洗浄。

下地処理。

下塗り。

乾燥時間。

中塗り・上塗り。

といった一つひとつの工程があります。

完成したときに見えなくなる仕事が、完成した家を支えている。

下塗りも、その一つです。


まとめ|下塗りは「とりあえず最初に塗るもの」ではありません

外壁塗装の下塗りは、仕上げ塗料を塗る前の大切な工程です。

ただ下塗りをすればいいのではなく、

現在の外壁の種類や状態を確認する。

必要な下地処理をする。

外壁や仕上げ塗料に合った下塗り材を選ぶ。

必要な乾燥時間を取る。

そうしたことを一つずつ確認していく必要があります。

完成すれば下塗りは見えなくなります。

だからこそ私は、

「見えなくなるからこそ、きちんとやる」

ということを大切にしています。

きれいに仕上がった外壁を見るとき、その下ではこうした工程も行われていることを少し知っていただければと思います。


ご相談について

外壁塗装の見積りを見ても、

「下塗り」「中塗り」「上塗り」と書いてあるだけでは、実際に何をするのか分かりにくいこともあると思います。

スジノペイントでは、ただ工程名をお伝えするだけではなく、現在の外壁を確認したうえで、なぜその材料や工事が必要なのかもできるだけ分かりやすくお話しするようにしています。

まだ工事をすると決めていない段階でも、まず現在の外壁の状態を知るところからご相談いただけます。


代表からひとこと

下塗りは完成すると見えなくなりますが、だからといって何でも同じでいいわけではありません。
私はまず今の外壁を見て、その状態とこれから使う塗料を考えながら、一つずつ工程を進めることを大切にしています。

筋野 卓

代表の筋野です。入間市・狭山市を拠点に、近隣エリアへも迅速対応しております。 お客様のご要望をじっくり伺い、住まいの状態に合わせた最適な塗料・工法をご提案いたします。

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