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外壁塗装は乾けば次を塗っていい?|私が乾燥時間を大切にしている理由

外壁塗装というと、

「下塗りをして、中塗りをして、上塗りをする」

という塗る作業そのものをイメージする方が多いと思います。

でも実際の現場では、塗ることと同じくらい、

「次の工程まで待つこと」

も大切です。

塗料には、それぞれ次の工程へ進むまでに必要な乾燥時間があります。

表面を触って乾いているように見えるからといって、すぐに次を塗っていいとは限りません。

完成してしまえば、お客様からはほとんど見えなくなる部分です。

だからこそ今回は、私が外壁塗装で乾燥時間を大切にしている理由についてお話ししたいと思います。


外壁塗装には「塗っていない時間」もあります

塗装工事をしていると、

「今日はあまり作業していないように見える」

「もう乾いているように見えるけど、次を塗らないのかな?」

と思われることがあるかもしれません。

でも塗装は、

ずっとローラーを動かしていればいい仕事ではありません。

下塗りをしたら、次の塗料を塗るまで待つ。

中塗りをしたら、上塗りまで待つ。

材料や施工箇所によっては、さらに時間を取ることもあります。

この「待つ時間」も、塗装工程の一つだと私は考えています。


「触って乾いている」と「次を塗っていい」は同じではありません

塗料を塗ったあと、しばらくすると表面は乾いてきます。

見た目にも乾いているように見えますし、場合によっては触っても塗料が手につかなくなります。

しかし、

表面が乾いていることと、次の工程へ進める状態になっていることは同じではありません。

塗料にはメーカーが設定している施工条件があり、その中には工程と工程の間に必要な乾燥時間も示されています。

例えば、

下塗り

乾燥

中塗り

乾燥

上塗り

というように、「乾燥」まで含めて一つの施工工程です。

私たちは塗料を作っているメーカーではありません。

だからこそ、基本的にはメーカーが定めている施工仕様を確認しながら工事を進めることが大切だと考えています。


乾燥時間は、いつでも同じではありません

ここも塗装の難しいところです。

乾燥時間は、

「必ず○時間待てば大丈夫」

とすべての現場で同じになるわけではありません。

塗料の種類だけでなく、

  • 気温
  • 湿度
  • 天候
  • 日当たり
  • 風通し
  • 塗装する場所
  • 下地の状態

などによって乾き方は変わります。

例えば、気温が高く乾燥している日と、気温が低く湿度の高い日では条件が違います。

同じ家でも、日当たりの良い南面と日陰になりやすい北面で状態が違うこともあります。

だから私は、

時計だけを見て判断するのではなく、その日の条件や現場の状態も見ながら進めること

が大切だと思っています。


早く終わらせることより、必要な時間を取ること

塗装工事には工期があります。

お客様にとっても、足場が組まれている期間が長くなれば多少なりとも不便があります。

施工する側としても、できるだけ予定通りに進めたいという気持ちはあります。

ただ、

工期を短くすることを優先して、本来必要な時間まで短くしてしまうのは違う

と私は考えています。

天候によって予定通り進まないこともあります。

朝まで雨が残ったり、予想以上に湿度が高かったりすることもあります。

そんなときに、

「予定では今日塗ることになっているから」

という理由だけで進めるのではなく、

必要なら待つ。

塗装工事では、この判断も大切です。

外壁塗装は「3回塗った」という回数だけでは、工事の中身までは分かりません。

下地処理や塗布量、乾燥時間など、一つ一つの工程をどう行ったのかが大切だと考えています。

「外壁塗装は3回塗れば安心?|回数より大切だと私が考えていること」


乾燥時間は完成すると分からなくなります

私がこの部分を大切にしている理由の一つです。

外壁塗装が完成すると、

きれいになった。

色が変わった。

艶が出た。

こうしたことは、お客様にも分かります。

ところが、

下塗りをしてから何時間待ったのか。

中塗りから上塗りまで、どのくらい時間を取ったのか。

これは完成した外壁を見ても、ほとんど分かりません。

写真を残しても、「何時間待ったか」までは写真だけでは分からないことがあります。

つまり乾燥時間は、

完成後には見えなくなる施工の一つ

です。

だから私は、こういう見えなくなる部分にこそ施工する側の考え方が出ると思っています。


塗装は「見えるところ」だけをきれいにする仕事ではありません

お客様が塗装工事を依頼するとき、完成した色や見た目を気にされるのは当然です。

私たちも、きれいに仕上げることは大切にしています。

ただ、外壁塗装は見た目だけをきれいにする仕事ではありません。

塗る前に下地を確認する。

必要な補修をする。

高圧洗浄をする。

乾燥させる。

下塗りをする。

また必要な時間を取る。

そして次の工程へ進む。

こうした一つ一つの積み重ねがあって、最後の仕上がりになります。

完成すると見えなくなってしまう工程も多いですが、

見えなくなるから省いていいわけではありません。

むしろ私は、見えなくなるところほど丁寧に進めたいと思っています。

塗る前の高圧洗浄も、完成すると分からなくなる工程の一つです。

なぜ高圧洗浄を大切にしているのかについては、こちらの記事でも詳しく書いています。

外壁塗装を長持ちさせるカギは「高圧洗浄」


天気によって工事が進まない日があるのも、このためです

外壁塗装では、雨が降れば作業できないことがあります。

また、

「雨はもう止んでいるのに、今日は塗らないの?」

という日もあります。

これは、雨が降っているかどうかだけで判断しているわけではないからです。

外壁や屋根が濡れていれば、乾くまで待つ必要があります。

湿度や気温など、その日の条件によっても判断が変わります。

もちろん、何でもかんでも工事を止めればいいということではありません。

できる作業があれば進めることもあります。

ただ、

塗れる状態ではないのに、予定を優先して無理に塗ることはしない。

これは施工する側として大切にしたいところです。


工期が少し延びることより、きちんと施工することを優先したい

天候が続かなければ、予定していた工期より少し長くなることがあります。

お客様にはご不便をおかけしてしまうので、できるだけ予定通り進めたいと思っています。

それでも、

「予定より一日遅れるから」

という理由で無理に工程を進めることはしたくありません。

塗装工事は、完成して足場を解体したら終わりではありません。

そのあとも、お客様はその家で暮らしていきます。

だからこそ、

一日早く終わらせることより、必要な工程をきちんと行うこと。

私はこちらを優先したいと思っています。


外壁塗装を見るときは「何回塗るか」だけでなく「どう進めるか」も見てほしい

見積書には、

「下塗り・中塗り・上塗り」

と書かれていることがあります。

もちろん、これも大切です。

ただ、それだけで施工のすべてが分かるわけではありません。

どんな状態の外壁なのか。

どんな下地処理をするのか。

どんな材料を使うのか。

どのくらいの量を塗るのか。

工程と工程の間をどう取るのか。

天候が悪いときにどう判断するのか。

こうした部分まで含めて、一つの塗装工事だと思っています。

これから外壁塗装を考える方には、

「何回塗りますか?」だけではなく、「どのように工事を進める会社なのか」

というところも見ていただけたらと思います。


まとめ|「待つこと」も塗装工事の一つです

外壁塗装では、塗っている時間だけが工事ではありません。

下塗りをして待つ。

中塗りをして待つ。

雨のあとなら、状態を確認して待つ。

必要な時間を取ってから、次の工程へ進む。

この「待つ」という時間も、私は大切な施工工程だと考えています。

完成してしまえば、乾燥時間をどのくらい取ったのかは分からなくなります。

だからこそ、

見えなくなる部分も含めて、決められた施工仕様を守り、その日の状態を見ながら進める。

派手なことではありませんが、こうした積み重ねが塗装工事では大切なのではないかと思っています。


ご相談について

外壁塗装を考え始めたけれど、

「まだ工事をすると決めていない」

という段階でも構いません。

まず現在の外壁や屋根の状態を確認し、今どのようなメンテナンスが必要なのかを一緒に整理します。

まだ急ぐ必要がなければ、そのようにお伝えします。

反対に、先延ばしにしない方がいい状態であれば、その理由もご説明します。

塗装することを前提にするのではなく、

まず家の状態を知るところからでも大丈夫です。

▶外壁塗装をするかどうか、まだ決めていない方はこちらをご覧ください。


筋野 卓

代表の筋野です。入間市・狭山市を拠点に、近隣エリアへも迅速対応しております。 お客様のご要望をじっくり伺い、住まいの状態に合わせた最適な塗料・工法をご提案いたします。

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