はじめに
「スレート屋根の塗装をするか、カバー工法にした方が良いのか分からない…」
入間市・狭山市で屋根のご相談をいただく際に、最も多い質問のひとつです。
屋根は家を守る大切な部分。費用も大きくかかるため、正しい判断をしたいところです。
この記事では、スレート屋根を塗装する場合とカバー工法を選ぶ場合の基準について分かりやすく解説します。
基本は「塗装」でメンテナンス
スレート屋根の耐久性を延ばすには、定期的な塗装が基本です。
-
初回の塗装は築10年程度が目安
-
塗装によって防水性を回復し、屋根材の寿命を延ばせる
👉 「まだ下地がしっかりしている状態」なら、塗装によるメンテナンスで十分対応可能です。
2回目以降の塗装は注意が必要
2回目・3回目の塗装では、屋根材や塗膜の状態によっては塗装が適さないケースも出てきます。
-
前回の塗膜が剥がれて下地に密着しにくい
-
屋根材自体が劣化して脆くなっている
-
ひび割れや反りが多数発生している
👉 このような状態では、塗装をしても数年で剥がれたり、雨漏りにつながる可能性があります。
塗装ができない屋根材もある
スレート屋根の中には、構造上や材質の問題で塗装ができない製品があります。代表的なものが…
-
ニチハ「パミール」
→ 層状剥離と呼ばれる現象が起きやすく、塗装してもすぐに剥がれてしまうため塗装不可。 -
クボタ「コロニアルNEO」など一部製品
→ 塗装しても基材ごと劣化が進むため、効果がないケースがある。
👉 このような屋根材の場合、塗装ではなくカバー工法(重ね葺き)や葺き替えが基本となります。
カバー工法を選ぶ基準
次のような状態なら、塗装ではなくカバー工法を検討するのがおすすめです。
-
屋根材が著しく劣化している
-
剥がれ・反り・ひび割れが多数ある
-
ニチハ「パミール」など、塗装不可の屋根材が使われている
-
すでに2回以上塗装していて、下地が弱っている
👉 カバー工法は既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねるため、雨漏りリスクを大きく減らせ、耐久性も向上します。
カバー工法は長期的に見れば悪くない選択
「塗装ができない」と聞くとネガティブに感じるかもしれませんが、カバー工法は決して悪い選択ではありません。
-
新しい屋根材を重ねるため、耐久性が飛躍的に向上する
-
遮熱・断熱性能を高められ、光熱費の削減効果も期待できる
-
塗装に比べて工事回数が少なく済むので、長期的にはメンテナンスコストを抑えられる
👉 「塗装ができない=終わり」ではなく、カバー工法という選択肢によってお住まいをさらに強くできるのです。
事前調査が最も重要
塗装かカバー工法かを正しく判断するためには、事前調査が欠かせません。
当社「スジノペイント」では、入間市・狭山市を中心に、次のような調査を行っています。
-
高所カメラによる安全で正確な撮影
-
ドローン調査による屋根全体の確認
-
屋根材の種類・劣化状態の診断
👉 調査結果は写真付きでご報告し、塗装が可能か、カバー工法が必要かを正直にお伝えします。
ポイント整理
-
塗装は「まだ屋根材が元気」な状態ならベストな選択
-
カバー工法は「劣化が進んでいる」「塗装できない屋根材」の場合に最適
-
長期的に見れば、カバー工法はメンテナンス回数を減らせるため、結果的にコストを抑えられることもあります
まとめ
-
スレート屋根は基本的に塗装でメンテナンス
-
ただし2回目以降や塗装不可の屋根材(例:ニチハ「パミール」)ではカバー工法が必要
-
✅ 塗装は「短期的なコストを抑える方法」
-
✅ カバー工法は「長期的に安心を確保できる方法」
-
正しい判断のためには、専門業者による事前調査が必須
-
当社では、入間市・狭山市周辺での点検時に、必ず材質の確認を行い、塗装できるかどうかご説明しています。
-
お問い合わせはこちら
📞 フリーダイヤル
0120-739-888
☎ 固定電話
04-2946-9900
📝 予約フォーム
https://res.locaop.jp/a/sujinokk/shops/sujinokk/courses/plan?_src=gbp
コメント